季節は着々と夏に向かっています。日差しの強い日なんかに、庭に出るとよく会うのがカナヘビ(ニホンカナヘビ)。
ずいぶん前の話ですけど、カナヘビを飼っていたことがありました。息子らが突然カナヘビを3匹お持ち帰りしてきて、意を決して飼い始めたのです。
トカゲの光沢のあるテカテカした感じとは違って、カナヘビのカサカサ,トゲトゲがミニ恐竜みたいで私はとても好きなんです。
カナヘビのお家は、大きくて深い衣装ケース。ここに土,石,草を入れて。。
水場、生きた餌。そして、天気のよい日は、日に当ててあげる。初めは勢いで飼い出したものの、だんだんと大変なことになっていきました。
なんたって生きた餌。バッタ,コオロギのこども、蜘蛛など。これを生きたまま捕獲するのです。蜘蛛嫌いな私でも(今はわりと平気に…)そんなことは言っていられません。見つけたら獲りまくるのです。このおかげで蜘蛛獲り名人になりました。マスターしたので今でも自信あります。。(笑)とにかく手頃な大きさの餌獲りが大変で、家族で手分けして草ムラで餌探し(→かなり変な家族です)。といっても、私が中心ですが。。市販のミールワーム(短いミミズみたいな何かの幼虫)も与えましたが、おそらくあまり美味しくないんですね。続けて与えると飽きてきて嫌な顔して拒否するのです!柔らかい芋虫とかバッタ系の幼虫が特に好きみたい。
そんな感じで飼いだして、卵も2回孵化し、アッという間に大家族に。生まれたてのカナピョン(^.^*)は、カワイイですよ〜♪でも弱いものは いくら餌を与えても更に弱って死んでしまいました。自然淘汰なのです。そんなこんなで夏の終わり頃には、大・中・少 それぞれ4匹ずつくらいは居たと思います。大きさも色々居るので、当然餌も大・中・少なワケで。
餌獲りがかなり辛くなって来たことと、交尾のとき♂が♀に噛み付いて強引にするのが痛々しくて見ていられなくなり。何度も家族会議を開いて飼うことを続けるか否か。。で、結局手放すことが出来ずにまた続行^^;
変な話ですが、その頃はカナヘビ達も家族みたいになってしまってて。。信じられないでしょうが、愛情がわいてしまって。。特に一番体が大きい♂のヤンチャくんとは、私はかなり仲良しでした。私が上から見下ろすと、彼は見上げて[ニカッ]っと笑うのです♪これは家族に言っても誰も信じてはくれませんでしたが。。。。・_・;
餌が乏しくなってきた晩秋は、冬眠前で栄養をつけなくてはならない。なんとか冬眠出来たのか。。死んでしまったのか。。春になって、1匹…2匹…と出てくる度に喜んでいました。みんなが揃って、また活動始めた頃、ようやく家族で納得して手放すこととなりました。
この頃、その♂のヤンチャくんは手荒な交尾が原因で独り別居をさせていました。で、最初にそのコを隣の畑に逃がすこととなり、外に出してやり お別れです。が!息子がそこに放すのは嫌だ、違う場所にしたい!と言い出したのです。無茶です。だって、もう1mくらい離れた所にいってしまったのだから。バカなことを言うなと言いつつ、手を出して、おいでおいで~♪をしたら、、、なんということでしょう!こっちに戻って来て、私の手に乗っかったのです!!!信じられませんでしたー☆やっぱり仲良しだったんだと確信。
で、再びそのコと他のみんなも向かいの草っパラに放してあげました。
言うまでもありません。涙、涙、涙、、、、、
そんなカナヘビとの思い出。だから、今でも庭でカナヘビを見ると、あの子達の子孫かなぁ〜と。特別な思いで見入って、写真を思わず撮ってしまうのです〜*^♡^* [ニカッ]♪