アタマの向きを変えることが出来る虫…カマキリ。
どこかニンゲンくさい様な気がしてスキな虫。
この夏は、特にゴーヤジャングルに住みついているカマキリくん達をずいぶん観察してきました。
その中の1匹ではないかもしれませんが…今日、庭の枯れ草にまぎれて カマキリが息絶えているのを発見しました。
変な話ですが、涙チビリながら…しばしヤンキー座りでカマキリの夏の色んな場面を思い起こし、黙祷。。
たかが虫。とはいえど、色んなことがありました。
カラダが成虫になってからは心配でした。ナニがって,,,カマキリは共食いをするではないですか!♂は♀に食べられるといわれているし、実際そういうことはあるみたいです。
♂♀に限らず成虫2匹が近い距離に居る時はコワくて観察出来ませんでした。
どちらかが頭っからムシャムシャと食べられていたら。。と思うと残酷で。。
また、♂がカラダをひねって交尾している光景にも出くわしました。
チラ見して、写真におさめることすら出来ませんでした。とてもグロく見えてしまったんです。
でも、どうでしょう。
カマキリ達には残酷というカケラもなく、エロいという気持ちもないのです。
ただただ自分の命を繋げていきたいという想いで一生懸命に生きてきたのだということを思い知らされ、自分が逆に恥ずかしくなってしまいました。
ひたすらシンプルに生きている虫達には学ぶこと 大です。
今一度、人間も多くの無駄な欲を捨ててシンプルに戻っていくことは出来ないのでしょうかねぇ〜
今日見つけた亡がらは 限りなく枯れ草のごとし。。
されど生きてきた軌跡は限りなく美しい。。
カマキリくん 安らかに・・・。