ベランダでのアシナガバチとスズメバチの睨み合いを確認後30分ほどして、庭に出て見上げて見ると・・・。可哀想に、巣はスズメバチに襲われている。望遠レンズで覗くと、どうやら敵は1匹だけの様子。幼虫を引っ張り出しては食べている→いえいえ、スズメバチの成虫が幼虫を食べるのではなくて、奴らの幼虫の為に団子状態にしているのでしょう。成虫は、実は肉食ではなくて、幼虫が口から出す栄養液を餌としているらしい。(アシナガバチもそうかも…)
おそらく30数匹のアシナガ一家。アシナガバチ達は1匹のスズメバチの横暴ブリに成す術も無く、巣の反対側に回り込むか、飛び回ってパニックになっている。巣の場所を提供していた大家(笑)も、ベランダに出ることも出来ず、ただただ遠巻きに見ているしかない。そのうちパニックになったアシナガバチが庭にもあちこち狂って飛んでくるようになったので、家の中に退散。やっぱり基本ハチは恐いと思う大家なのでした。
何しろウチの中から見えないのですよ。巣が。雰囲気が落ち着いているときに何度かベランダのガラス戸をそっと開けて見てみると、やっぱり敵は1匹。奴が幼虫を持って去って行くと、アシナガ達は巣に戻ってきて少し落ち着いた様子になり、再び襲いにやって来るとパニックになる。の繰り返しでした。
数時間が経過して 恐る恐る見てみると、巣は三周りくらい小さくなって、ガラ〜ンとして誰も居ない 廃墟の様になっていました・_・、
大家としては、敵に果敢に立ち向かってやられてしまったアシナガ隊が、巣の下に何匹も落ちていることを覚悟していたのですが、その様な姿を一匹も見なかったので、ちょっとホッとしています。もちろん、大事なベイビーが持ち去られてしまったのだから、一家のショックは大きいのでしょうが。
そういえば、このアシナガバチたちは私に対していつも攻撃的ではなかった。
つまり攻撃的な性格ではなかったから、死傷者も出なかったのかなと。
もし戦いに挑んでいたら、敵は応援部隊を呼んで来たかもしれない。大きな戦いになっていたかもしれない。
いろいろ考える今日この頃、ハチくんたちにいろんなことを教わった気がします。
まだまだ残暑の厳しい真夏の一日、ベランダでのドラマティックな出来事でした。