夏が逝く。。

いちばん暑い盛りのお盆の頃、道端で雄カブトムシが転がって死んでいるのに出くわし、哀れな気持ちになったのを憶えています。バックでは蝉がミンミンつんざく様に鳴いている ありふれた真夏の日常の中で、微妙に心に残るワンシーンでした。

それにしても この夏は短かった。
いや…秋が来るのがいつもより早い気がしますよね。
まるで夏を追い出すかの様に。。。
9月に入ったら一気に秋めいた涼しい日がめっきり多くなって。
ときどき晴れて気温が上がれば まだ夏っぽい日もありますが。。

そんな夏っぽい つい先日、今度は道端で死んでいる玉虫を見つけました。「わぁ, 玉虫!」最後に見たのは おそらく20年くらい前だと思います。死んでいるけれど、しゃがんで見入ってしまった。ペシャンコに潰れ、脚がもげてて。でも すんごく綺麗!バラバラの脚までキラキラしている。「生きているキミに会いたかったよ…。」心で呟き とても悔しい気持ちになって。。私の中で夏が勝手に終わったのでした。

この夏見た雄々しいカブトムシだって綺麗な玉虫だって 彼方此方で死んでいるたくさんの蝉だって、目にすると共通した切なさに襲われる。なんだろうと考えてみたら、当たり前の答えがすぐに。。そう、アスファルトの上に亡骸が転がっているから。躯が乾ききってカラカラになって・・・。あれじゃ成仏なんて出来る気がしない。浮かばれない。そんな気になるからです。

森に連れて行って土に帰してあげたい。
できれば葉っぱの布団を掛けてあげたい。

そしたら、フワフワ~~~っと小さな魂が天に舞い上がっていきますよね。きっと….☆

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この夏の前半、フランスに約1ヶ月半 行ってきました。
だからブログが途絶えてしまった…(いや, それは言い訳で、それに乗っかってサボっていただけなのです・_・; ) 身内の手伝いが主の目的でしたので、観光はほとんどしていないのですが、それでも異国での生活はとても刺激的で思い出深いものとなりました。それを形にしてココに残しておこうと思っているんですけど、思っているだけで、まだ何も手をつけていませんです。忘れた頃に、upするかもしれないし、全然upしないかもしれないし。
相変わらず、そんな感じでユルユルいきますでの よろしくです♪